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平安期 鋳造技術の広がり示す獣脚の鋳型
岡田追分遺跡から出土

 平安時代初期の動物の脚を模した「獣脚(じゅうきゃく)」や鍋の鋳型が、滋賀県草津市追分町の岡田追分遺跡から出土し、市教育委員会が15日発表した。近畿地方での鍋や獣脚鋳型の出土は3例目で、市教委は「当時の鋳物技術の広がりを示す貴重な史料」とみている。

 鍋の鋳型は直径24センチ、高さ10センチほどで鍋の内側の型として使用したとみられる。獣脚の鋳型は器の脚部に使用し、模様などから獅子の脚を模していたと考えられる。いずれも9世紀前半に使われていたらしい。

 同遺跡では、溶かした鉄の残りや木炭など鋳物の生産工程を裏付ける出土品もあり、市教委は寺や貴族などの有力者向けに、本格的な鋳造が行われていたと推測している。

 出土した獣脚の模様が東北地方で出土した鋳型に類似していると推定され、市教委文化財保護課の桜井拓馬主任は「当時の鋳造技術の広がりを裏付ける史料」と話している。

 同遺跡は、共同住宅建設に伴い、市教委が昨年11月から発掘していた。鋳型は19日から8月31日まで(休館日あり)同市草津3丁目の草津宿街道交流館で展示される。有料。


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