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朱雀大路沿いに大型建物跡 京都市中央卸売市場 大邸宅か役所の可能性
京都市下京区中堂寺南町の市中央卸売市場で、平安前期の大型建物跡が17日までに見つかった。平安京のメーンストリート・朱雀大路沿いの宅地で、大規模な邸宅か役所の可能性があるという。
■平安前期「坊城の地」裏付け
青果棟建て替えに伴い、市埋蔵文化財研究所が5月初めから約1000平方メートルを調査している。
発掘された建物跡は、東西7・5メートル、南北7・2メートル以上で、東に庇(ひさし)がついていた。建物の南北規模は不明で、一辺約1メートル近い方形の柱穴があり、柱の直径は35センチで、かなり大型の建物が考えられるという。
平安初期、朱雀大路沿いの東西の土地は「坊城の地」と呼ばれる特殊な地域で、上皇の離宮・朱雀院や外国使節を接待する鴻盧(こうろ)館、民政をつかさどる京職(きょうしき)などの役所が置かれ、一般の貴族が住む場所ではなかったとされる。調査地の西南では過去に、寝殿造の初期形態で、皇族クラスの住居とみられる邸宅跡が見つかっている。
市埋文研は「見つかった建物跡は宅地の西南隅にあることから主要な建物ではなく、さらに大きな建物があった可能性がある。立地条件からみて、一町(120メートル四方)規模の大邸宅か役所の可能性が高い。朱雀大路沿いの宅地の特殊性を改めて裏付けた」と話している。
現地説明会は19日午後1時半から。問い合わせは現場事務所Tel:075(321)8120へ。
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