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 和同開珎入ったつぼ出土
 平城京、子の成長願う?

 奈良市の平城京跡で、古代の銅銭「和同開珎」5枚が入った奈良時代中ごろ(8世紀中ごろ)の須恵器のつぼが見つかり、奈良県立橿原考古学研究所が14日発表した。

 丁寧に埋められており、子どもの成長を願って胎盤などと一緒に納めたまじない用か、地鎮祭で使ったとみられる。中級役人の住宅地だった左京四条四坊で出土。同研究所は「都の役人の間に広まっていた信仰や習俗を知る史料」としている。

 左京四条四坊は約530メートル四方。古事記の編さんで知られる太安万侶(生年不明−723年)も住んでいたと墓誌に記されている。

 つぼは完全な形で高さ16・8センチ、直径は最大20・5センチ。つぼの口より一回り大きいふたをかぶせ、口の周りとのすき間を粘土でふさぎ、穴に安置していた。近くで塀などの建物跡も見つかった。

 つぼには和同開珎以外に木くずや泥のようなものが入っており、同研究所は成分などを分析する。


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