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 玄奘記述の「先王伽藍」か
 バーミヤン遺跡で発掘

 アフガニスタン中部の世界遺産バーミヤン遺跡で13日までに、小説「西遊記」の三蔵法師として知られる玄奘三蔵が、著書「大唐西域記」に記述した「先王(先代の王)の建てた伽藍(寺院)」とみられる仏教寺院跡が出土した。旧政権タリバンが破壊した東大仏跡と西大仏跡のほぼ中間で見つかり、近くの石窟の年代などから5−6世紀ごろの伽藍と推定される。

 大唐西域記に記載された建立物のうち、先王伽藍、大きさ約300メートルとされる涅槃仏、王城の3つが未確認だった。「幻の涅槃仏」発見に向け貴重な成果で、謎が多いバーミヤン遺跡の全容解明に大きく前進したといえそうだ。

 アフガン考古学保護協会のゼマリアライ・タルジ氏(フランスのマルク・ブロック大教授)が率いるチームが発掘した。

 伽藍の規模は推定東西300メートル、南北200メートル。タルジ氏は「規模から考えて先王の伽藍に間違いない。今後、土砂を取り除き幻の涅槃仏発見を目指したい」と話している。

 7世紀にバーミヤンを訪れた玄奘三蔵は大唐西域記で、東西大仏建立前から先代の王が建設した伽藍があったと指摘し「王城の東2、3里の伽藍に仏の涅槃像があり、長さは1000余尺」と記述。涅槃仏は、今回出土した伽藍跡の近くに埋まっているとみられる。



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