運河跡興味津々900人
運河跡などの説明を聞く考古学ファンら(橿原市の藤原宮朝堂院跡で) 橿原市の藤原宮(694〜710年)朝堂院跡で27日、奈良文化財研究所による現地説明会が開かれ、建築資材を運んだとみられる運河跡を考古学ファンら約900人が訪れて、造営当時を想像しながら見入っていた。
調査を担当した玉田芳英上席研究員と小田裕樹研究員が「運河で木材を運んだとみられ、宮の造営の様子や過程が分かる」などと、遺構の図面や写真を使って説明。運河跡から見つかった、資材を運搬する筏(いかだ)を引いたと考えられる牛や馬の骨なども展示され、参加者らは、研究員に熱心に質問していた。
京都府長岡京市、無職中西寿夫さん(72)は「これだけの遺構を見ていると、実際に工事をした人の苦労は大変だっただろうと思う。今後の調査にも期待したい」と話していた。
この日は、明日香村でも、飛鳥時代の渡来系氏族・東漢氏(やまとのあやうじ)の居宅とみられる建物跡の現地見学会が開かれ、約600人が訪れた。