祭祀に使用か、舟形木製品など出土
近江八幡の出町遺跡
滋賀県近江八幡市はこのほど、同市出町の出町遺跡で、祭祀(さいし)に用いたとみられる古墳時代前期の舟形木製品と呼ばれる木器片や、多数の土器が出土したと発表した。18日から12月1日まで、市役所1階ロビーで出土品の一部を展示する。
出町遺跡は縄文時代から平安時代までの集落跡で約600平方メートル。住宅開発に伴い5月から9月まで調査した。
古墳時代前期の川底跡から、丸木舟を模したとみられる舟形木製品の木器片が6点見つかった。全体では長さ約50センチ、幅約5センチ程度とみられる。全面に模様を施した高さ約9センチの土師(はじ)器など、実用的ではないミニチュア土器も数10点出土した。
同市地域文化課は「水辺で祭祀が行われ、道具が捨てられたのではないか」としている。市役所には舟形木製品1点と土器約30点を展示する。無料。