古型マンモスか、化石発見
長野、ゾウの臼歯と切歯
長野県佐久市教育委員会と長野国道事務所は23日、佐久市の中部横断自動車道臼田トンネル掘削現場で、110万−100万年前とみられる地層からゾウの臼歯と切歯(牙)の化石が見つかったと発表した。年代や形状から希少な古型マンモスの可能性が高く、今後詳しく調べる。
調査した野尻湖ナウマンゾウ博物館(長野県信濃町)の近藤洋一学芸員は「古型マンモスであれば、臼歯と切歯が見つかった例は日本ではほとんどなく、貴重な資料になる」と話している。
化石はトンネル下部の砂礫層や残土置き場で発見。ほぼ完全な形の左上あごの第3大臼歯(長さ24・1センチ、幅8・3センチ、高さ16・4センチ)は、湯たんぽのような形状。ほかに2つに割れた下あごの第3大臼歯片、35点以上の切歯の破片などが見つかった。
古型マンモスはシベリアなどに生息したケナガマンモスの祖先とされる。化石は国内で26カ所しか発見されておらず、長野県では見つかっていない。