高松塚遺物を“再発見”
収蔵庫にガラス玉
奈良県明日香村の高松塚古墳(7世紀末−8世紀初め)で壁画発見時の1972年に出土した副葬品のガラス玉137点や大刀の銀製飾り金具が、県立橿原考古学研究所付属博物館に保管されていたことが分かり、同研究所が9日発表した。
壁画の修復を担当する文化庁の依頼で収蔵庫をあらためて調べたところ、見つかった。高松塚の遺物は人骨を除き重要文化財に指定されており、同研究所は今後の取り扱いを文化庁と協議する。
再発見した遺物はコンテナ13箱分。琥珀玉の破片や金箔のほか、漆塗り木棺の破片やしっくい片など計数千点あった。
ガラス玉のうち、136点は直径2−3ミリの水色の粟玉で、過去に941個が見つかっている。大半の出土品は、73年に国に引き渡されており、同研究所は残った理由について「引き渡し後に精査して見つかり、そのままになっていたのかもしれない」としている。
遺物の一部は同博物館で17日から公開する。