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 新たに方墳2基、円墳2基発見 京都・城陽の芝山遺跡

 京都府埋蔵文化財調査研究センターは11日、城陽市富野の芝山遺跡で古墳時代前期から中期の方墳2基と、後期の円墳2基が新たに見つかったと発表した。装身具として府内最大級のメノウの勾玉(まがたま)や獣形鏡のほか、同遺跡で初めて鉄刀も出土した。当時の地域の首長を支えた有力者や、武人の墓ではないかという。

 方墳2基は一辺それぞれ9メートル、13メートル。青銅製の鏡2枚と勾玉1点、管玉13点、埴輪(はにわ)棺3基などが出土した。

 勾玉は長さ5・35センチ、厚さ1・42センチで愛宕山古墳(京都市右京区)から出土したメノウの勾玉(5・5センチ)とほぼ同じ大きさ。鏡の1枚は獣のような模様があった。古墳時代前期末の首長墳「梅の子塚古墳」と近く、小規模ながら立派な副葬品から、首長を近くで支えた人々の墓とみられる。

 円墳2基は約200メートル西にあり、直径11メートルと同11・5メートル。長さ110センチの大型鉄刀や須恵器のつぼなどが出土した。後の時代に地域に基盤を持った勢力の武人の墓などでないかという。

 円墳2基の北には、方墳や別の円墳計11基が確認されている。同センターは「方墳のある場所も、円墳のある場所も、当初考えられていたより古墳群の広がりが大きいと分かった」としている。

 芝山遺跡は縄文から中世にかけての遺跡群で南北約840メートル、東西約950メートル。今回は新名神高速道路の建設に伴う調査。

 現地説明会は13日午前11時から。府立木津川運動公園の駐車場が利用できる。問い合わせは同センター現地担当者の携帯電話070(4082)8998。
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